追記(さらなる自戒を込めて)

ひとつ前のブログ、書き方がやや後ろ向きに過ぎたかと少し反省している。当然の話だが、悲嘆に暮れることが目的ではない。単純な二項対立みたいな話ではないことも承知の上だし、いまだに福島県でも原発に反対か賛成かをおいそれと表明できないという現実があることを、現地在住のマダムギター長見順さんのブログで読んだ。それでも、未来がマシな方向に進むように、微力なながらも自分にできることはやっていかなければと思う。先日の都知事選の蹉跌を二度と踏みたくはない。デモでも署名でも、できることは極力やっていこうと思う。

先日19日は、近所のダンススタジオで行なわれていた、ぴかちゅう主催の「ぴかりあ超女の☆ポジティブ人間だよ!全員集合!☆僕らのニッポン考えよう会!=東京編=」という討論会に参加した。ひと仕事終えてビールを開けたときに覗いたPCで開催を知ったのが開始30分前。大急ぎで食べかけの夕食をかっこんで、自宅から徒歩10分の会場へ。出席者は約40人。2、3日前に急遽決まったにしては素晴らしい集まり具合ではなかろうか。中にはすんなりとは理解できない意見(でも、面白い!)もあったけれど、おそらく出席者中最年長(!)の俺にとっては、何より若い人々と意見を交わす貴重な機会だった。

明後日の日曜はまた、代々木公園で行なわれるグリーンピース主催のデモに参加する予定。グリーンピースの主張すべてに賛同することはできないが(例えば、俺は「アンチ反捕鯨派」)、「原発反対」という一点に関してなら、行動をともにするに十分だ。先日の高円寺のデモでは、日の丸を掲げる参加者を見かけて暫し理解に苦しんだ(反原発を訴える際に、日の丸はいわば敵の旗印ではないか?という先入観)が、後で右翼にも反原発派がいることを知り、多様性の大事さにあらためて気づかされた次第。多少浮いてたって構うもんか。「原発反対!」の一点において、ともに主張させてもらいたいと思う。

兎に角、今、この国がマシな未来へと舵を切れるよう、自分にできることは片っ端からやっていきたい。闘いはまだ始まったばかりだ。