コクシネル@吉祥寺MANDA-LA2

callithump2006-07-19

朝方、事務所で少し仮眠して、部屋に戻って仔猫たちにエサをやり、そのまま吉祥寺のリハーサル・スタジオへ。明後日からの北海道ツアーでの不在に備えて、仔猫たちのエサを缶詰めからドライフードに一部切り替えてみたが、便がゆるくなってしまい、数匹は下痢をしている。ちょっと心配だが、それでもみな食欲は旺盛で今日もエラい勢いで食べている。

吉祥寺で、今夜のライヴのためのコクシネルのリハーサル。池田さんは新曲も含め17曲を用意してきている。やる気満々だが、持ち時間を鑑みるとどう考えても全曲演奏は不可能。旧曲もほとんどすべて新しいアレンジになるので、とりあえずはひと通りの曲をあたって、会場のMANDA-LA2に移動。

順調にサウンド・チェックも終了し、みなで食事をしながら今日の曲順を考える。とはいえ、誰からもこれといった意見が出ないのでなしくずしにオレがひとりで決めることに。断腸の思いで3曲を切り、アンコール含めて14曲の構成を作る。時間の制約の関係で、お馴染みのあの曲やこの曲をセット・リストから外したのは私です。池田さんがノートに書いてきたMCネタの数々を没にしたのも私です。ファンのみなさん、すみません。

本番、一番手はeEYO idiot。イーヨちゃんには何度も会って話したことはあるけれど、彼女の音楽を聴くのは今日が初めて。造語の歌詞やサウンドも含め、とてもふくよかな質感の音楽。

で、二番手にしてトリは我らがコクシネル。現在はよりリズミックな演奏を志向している池田さんの思いが、ライヴをやる度その音楽にじわじわと変化を促している。常にドラスティックなほどに過渡期的であろうとするこの姿勢は、80年の結成以来終始一貫したものだろう。そして、往年のファンは驚くであろう極めてポップな新曲。しかし、ゲストの島根孝典さんの昔とほとんど変わらぬ演奏とも不思議に違和感なく混ざり合う。この求心力のようなもの、あらゆる雑多な要素を巻き込む力もまたコクシネルに長年にわたって保たれている大きな芯のひとつであろう。

ライヴ終了後、ビールで乾杯するみなの姿に後ろ髪を引かれながら、再び校正仕事の現場に戻る。責任者はツライよ!