雨のかがり火コンサート

callithump2006-07-22

朝、出発前にヤマハの函館支社に寄り、昨日最後までリカヴァーできなかったキーボードのヴォリューム・ペダルの件を解決。沼山さんのつてで、音楽教室の倉庫に眠っていたペダルを貸していただき、これでキーボードの問題はとりあえずすべてクリア。

函館はほとんど雨が上がっていて、さて福島町の天気はいかばかりかと思いながらドライヴしていくと、先に進むほどに空が明るくなってくる。なにしろ今夜は野外コンサート。雨にだけは見舞われたくない。途中、会場から電話があり、雨が上がったので予定通りに外で決行するとのこと。よっしゃ!

昨年のFreylekh Jamboree+渕上純子との来訪に引き続き、2回目の来訪となる福島大神宮での『かがり火コンサート』は、福島大神宮の境内にある土俵をステージにして毎夏行われている野外イヴェント。前半は福島町無形文化財松前神楽保存会による神楽や舞の奏上、後半がコンサートというプログラム。宮司さんはじめ、実行委員会のメンバーの面々と1年ぶりの再会。札幌からは、このイヴェントの始まるきっかけを作った、カワウソにそっくりな顔をした染色作家の長谷川雅志さんもひと足早く到着して自作の展示を始めている。

サウンド・チェックを無事に終了し、社務所で地元産の蕎麦粉を使った手打ち蕎麦をいただいて休憩していると、なんだか空模様が怪しくなってきた。開場して暫くするとポツポツと降り出し、じきに本格的な雨になる。それでも、傘をさしたお客さんが続々とやって来る。

開演時刻を15分繰り上げて始まった松前神楽の奏上の後に、土俵上に楽器を再セットしていよいよ東京ナミイBANDの出番。土俵には屋根があるので演奏には支障はないが、野天の客席はどうしたものかと心配して見てみると、ほとんどのお客さんが帰らずに聴いてくれている。年配の人も多いのに、この大音量のバンドに拍手と歓声を送りながら、どしゃ降りの雨の中で傘をさしたままじっと最後までつき合ってくれた。ありがたい。

終了後は、昨年と同じ寿司屋の2階で実行委員会のメンバーやお客さんも交えて打ち上げ。とれとれのイカとヒラメの刺身、生ウニがすこぶる美味しゅうございました。