真夏の夜の大音量ロック

callithump2006-07-31

今日は原宿クロコダイルで東京ナミイBAND+サボテンのライヴ。クロコダイルでライヴのブッキングをするのは十数年ぶり。オレの記憶が確かなら、キャロサンプ名義で企画した最初のライヴはおそらくこの店でだったと思う。出演はジョン・ゾーンのブルース・セッション "TWO LANE HIGH-WAY" で、メンツはジョン・ゾーン(alto sax)、近藤房之助(guitar, vocal)、早川岳晴(bass)、山木秀夫(drums)、近藤達郎(piano)、清水一登(organ)、フレッド・フリス(guitar)。100人以上の集客の大入り満員でその時は幸先のよい出だしだと思ったけれど、思えばそれが長い茨の道の出発点だったとも言える。店長の西さんに店の事務所に保管されていた古いスケジュールを引っ張り出してもらって確認したところ、そのライヴは'88年の1月11日であったと判明。ちゃんと記録を取っていないのでいまひとつ確束ないが、間違いなくこれがキャロサンプ名義での最初のライヴなら再来年の1月で20周年ということになる。何か記念イヴェントでもやろうかな?

さて、一番手はサボテン。最近はもっぱら高円寺の円盤での音量を抑えた演奏ばかりを聴いていたが、今日はそんな遠慮会釈の要らない大音量のせいか、心なしかいつもより快活な印象。演奏のキレの良さ、サティのカヴァーでの独創的なタイム感覚など、聴きどころ満載の1時間。ゲストの牧野琢磨くんの痙攣ギターもいい感じ。

続いて、大袈裟に言うと今夜が北海道ツアー凱旋公演になる東京ナミイBAND。流石にツアー帰り、演奏のテンションの高さ、ブレのない一体感でグイグイと押しまくる演奏で、手前味噌ながら胸を張って有終の美と言える出来。何人かの常連さんにも今までで最高の演奏と言われ嬉しい限り。心配された集客も、蓋を開けてみればほぼ満席の盛況ぶり。何はともあれこれでひと安心。

アンコールの際にナミイBANDのメンバー全員に花束の贈呈があり、松本パンチもロータスの花束をもらったと自慢しに来るし、「オレだけなしかよ!」とビールかっ喰らってちょっとふてくされていたら、花束贈呈セレモニーの首謀者Mさんから「ちゃんと野田さんの分もありますよー」と小さな花束をいただく。嬉し恥ずかし、どうもありがとう。