続・こんにちは赤にゃん

callithump2007-07-05

消えた仔猫たち、昨夜の内に押入れの元の場所に帰っていた。連れ出したはいいが、安心して子育てできる場所が見つからずに舞い戻ってきたらしい。

で、今朝、母猫が外出している間に仔猫の捕獲・撮影に成功。よく動くので、シャッター・スピードの遅い携帯のカメラではなかなかちゃんと撮るのは難しいな。

1匹は全身真っ黒のメス、白やグレーに見えたもう1匹はどうやらシャム猫の血が入っているようで(2度目の出産のときもそういうのが1匹いた)、耳と尻尾は褐色、他の部位は白と薄いミルクティー色、顔はその2色のハチ模様で鼻の頭に褐色のブチがあるオス。他に仔猫は見当たらず、どうやら今回はこの2匹ですべてのようだ。つまり、すでに「予約完売」ということかな。

夜はフライヤーの折り込みがてら、明大前のキッド・アイラック・アート・ホール大友良英と朴在千のデュオ・ライヴを聴きに行く。

大友くんは自分のブログで朴さんの演奏を富樫雅彦さんに例えていたけれど、演奏マナーなどが表面的に似通ってはいても、朴さんの演奏は富樫さんの影響とは明らかに出自を異にするものだろうし、やはりどこの誰にも似ていない独自の世界を構築している。独特の呼吸や間合いに裏打ちされたその表現はまったくもって彼だけのものだろうし、床に胡座をかいた独特の演奏スタイルだけでなく、ビート感やタイム感覚、美しい音色、どれをとってもきわめて個性的だ。

床に体育座りしている人も出るほどに客席は大入り満員だったので、2階のバルコニーで聴かせてもらう。演奏者を上から見下ろすことになるので、低めの位置にセッティングされた朴さんの楽器の打面とバチさばき、大友くんのターンテーブル上で起こっている出来事などがつぶさに見えて面白かった。何より、ダイナミック・レンジの振幅が大きい、P.A.を通さないダイレクトな生音での演奏が、2人の豊穣な交歓とも相俟って素晴らしいライヴだった。