” Tiny Adventure with Strings ” vol. 6

ここのところずっと平日は仕事に追われ、週末は入院中の父親の付き添いで病院にこもっていたので、またまた日記のアップが疎かになってしまった。14日はライヴの本番があったので、その報告を兼ねて遅れ馳せながら日記の更新をば。

今年最初の " Tiny Adventure with Strings "。このシリーズ企画も、開始してからそろそろ暦がひと回りする。いっしょに過ごす時間が濃い分、経過がゆっくり感じられるのか、String Trioのメンバーはみな異口同音に「まだ6回目だっけ?」と言う。いろいろありました(苦笑)。今日は何が起こるやら?

事もあろうにT誌の校了初日と重なってしまったため、とりあえずその準備のために早朝から現場へ。昨日までの作業分の校了準備をし、代理チーフをお願いしたH井さんに引き継ぎをして、昼過ぎに現場を後にする。

その後、2週間に1度恒例のカイロの施術を受けに行く。来院したときは自覚症状なんて特になかったのに、施術前のマッサージでは押されて痛くないところがただの1カ所もなかった。例によって先生に「野田さん、いい加減休まないとヤバイです。オーバーヒート寸前ですよ」というお言葉をいただく。先生、できればオレも休みたいです(苦笑)。

閑話休題、さて本番。今夜のゲストはふちがみとふなと from 京都。ふちふなのライヴを聴くのはいつ以来か? 純ちゃんといっしょに仕事するのは、一昨年7月の北海道ツアー以来だし、ヒロシに至っては、う〜ん.....思い出せん! あの独特の持ち味に基本的に大きな変化はないけれど、暫く見ない間にほっこり感が深化したような気がする。表面的には一歩引いた感じなのに印象は強くなったような、押しつけがましさなんて微塵もない、美しい「貫禄」。船戸君のベースの音も以前に増して重く力強くなっている。

さてさて、お次は我らが酒井俊 & String Trio。プロデュースしているオレが言うのもなんだが、今まででベストの出来だったと思う。特に、ずっと難曲大陸だった「ミルク・ティー」が前回あたりからうまくでき始め、今回は俊さんらしいインタープリテーションも加味された出色の出来だったと言える。今日の新曲、近藤ダイちゃん編曲の「ざんげの値打ちもない」は、ちょっとしたミスがあるにはあったけれど、まぁご愛敬ということで、ね。スィンギーで渋いアレンジに乗った37年前のヒット曲のカヴァーに、思わずニヤリとする年配のお客さんもチラホラ。前回が初演の「At Last I Am Free」も、二歩も三歩も前進した感じ。継続してやっていることの成果がしっかりと実感できた充実のライヴだった。

でも、まだまだよくなりそうな予感。濃ゆ〜い一日だったけれど、お客さんもいっぱい入ったし、反応もよかった。終演後の生ビールがうまい。次回も楽しみ。

(詳しいセット・リストはキャロサンプのBBSにアップしてあります。)