大友良英の新バンド(名前はまだない)

今日から始まる予定だったT誌の校正、出校が遅れているせいで順延になり、それをいいことに午後2時まで寝る。あ〜、こんなに寝たのは久しぶり。

今日から新宿ピットインでは『大友良英2デイズ』。仕事がとんで暇になったので搬入から手伝いに行く。初日の今日は秋にリリースされるCDのための新プロジェクトのお披露目。メンツは、近藤達郎、ナスノミツル芳垣安洋。そして後半はゲストに、かわいしのぶ(今日はヴォーカリストとして)と菊地成孔

名前のまだ決まらない新プロジェクトは「ロック・バンド」とのことで、パンクやダブと仮題されたヘヴィーなオリジナル曲の合間に、なかなか手の出しづらそうな超有名曲のカヴァー2曲(ブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」と、ブレヒト/アイスラーの「自殺について」)を交えたメニュー。今日はヴォーカルはしのぶちゃんだけだが、CDでは豪華なヴォーカル・ゲストが目白押しとのこと(ま、そのへんの詳細はそのうち当事者がどこぞで発表するでしょうから、ここでは割愛)。

ナスノ/芳垣の息の合ったリズム隊に、大友のSGの唸りと、近藤ダイちゃんには珍しいアブストラクトな演奏がぐにゃりと溶け合い心地いい。子どものようなウィスパーから頭のてっぺんを突き破って噴き出すようなシャウトまで、しのぶちゃんのヴォーカリストぶりも素晴らしく、久しぶりに成ちゃんのコテコテのブローも堪能させてもらいました。「自殺について」でのダイちゃんのヴォーカルも素晴らしかった。

最初とアンコールにやった「ラジオのように」のメロディーが頭から離れなくなった。やっぱり名曲だゎ。