北海道中膝栗毛 #2

昼過ぎに札幌を出発して、先ずは石狩市の花川北コミュニティーセンターに『ガラクタ打楽器音楽会』のために来道中の山口ともさんを迎えに行く。ついでにそのコンサートを拝見。身近なガラクタや捨ててしまうようなもので作られた楽器を駆使し、子どもたちを巻き込んで盛り上げていく手腕はお見事。コンサート最後には「ハメルンの笛吹き」よろしく、100人以上の子どもたちがともさんの後をついて会場内を行進していった。

石狩を出発し、次は函館空港へおおたか静流夫妻を迎えに行く。道中、手前側は晴れているのに進行方向には黒雲が立ち込めている怪しげな天気が続く。おおたかさんは知る人ぞ知る強力な"あ●お●な"なので、「あー、あの雲の下におおたかさんがいるんだな」と妙に納得する。空港に到着する頃にはすっかり日が落ちていたが、無事におおたか夫妻をピックアップ。宵闇の国道を走り、車は一路福島町へ。午後９時半頃、やっと目的地に到着。

明日のステージになる土俵を見学後、福島大神宮宮司の常磐井さんと、『かがり火コンサート』実行委員長の中塚さんに連れられて、近所の居酒屋で夕食。つき出しは地元の磯で採れた天草で作ったところてん。新鮮なイカの刺し身にイカの一夜干しをつまみに乾杯し、その後、アユの開き、店主おすすめのブリの刺し身（夏場のブリなんて...と思っていたらとんでもない、目から鱗のおいしさ！）、鱒子の醤油漬けに地元の海岸で採れた海苔で作った海苔巻きと、地場の海の幸のご馳走責め。今夜もしっかり堪能させていただきました。