『Bronze & Willow』制作記 #6 〜舟を漕いでいる間に終わる〜

今日は１匹残った仔猫のお迎えが来る日。兄弟のシャム公は半月ほど前に先にもらわれていき、最近は母猫もあまり構ってくれなくなったおかげですっかり甘ったれになってしまい、外出から戻ると玄関まで鳴きながら迎えに出てくるは、トイレに立てば中までついて来るはで、オレにベッタリのここ数日だったけれど、さぁお別れだ。１カ月ほど前に一度もらわれていったのと同じお宅（前回はハンガー・ストライキを起こして、24時間で出戻ってきた！）へ再びもらわれていった。さらば、ニャンよ。かわいがってもらえよ。

親猫の出入りの必要もなくなったので、２カ月半ぶりに部屋の窓を閉める。

今日もレコーディングなのだが、校正会社の持株会理事会の会議とダブル・ブッキングになってしまい、出席しないわけにもいかないので、先ずは会議へ。以前に比べればお行儀は随分よくなったけれど、時間がかかったわりにはあまり実のある内容ではなかったな。

会議終了後、大急ぎで近藤ダイちゃん宅へ。今日は彼のプライヴェート・スタジオでギター弾き語りでのベーシックを収録する予定。汗だくで辿り着くとすでに１曲目はOKテイクが録れていた。５月に同じくここで録音したデモ用のギターのテイクに、ヴォーカルだけ差し替えたとのことだが、あらためて聴いてみると歌もギターも渋くてとてもいい。これがアルバムのオープニング曲になる予定。

その後もう１曲、ある人に自宅録音でオーヴァー・ダビングをしてもらうためのベーシックを収録。オレがヘッドフォン越しの演奏に「いい音だなぁ〜」とウトウトしている間に収録完了。今日はほとんど出番なしだよ。でも、こちらも美しいテイクが録れて大満足。果報は寝て待て？

今日までの３日間で、収録予定曲14曲中８曲のベーシックを録音完了。これで９月半ばの次のスタジオ作業まで録音は暫く休み。しかし、その間に画集の方を進行させておかなければいけないので、まだまだ息は抜けないのだ。９月の声を聞いた途端に涼しくなって過ごしやすくなったことだし、がんばります。

ラフ・ミックス作成後、近藤夫妻とパンチと４人で近所のギョーザ屋に行き、生ビールで乾杯。ひとまずはおつかれさまでした。しかし、ギョーザ以外にほとんどメニューがないとはいえ、４人でギョーザ10人前食べるとは.....。