Pas de problème!
今日はDuo Recio-Garciaツアーの２回目のライヴ。朝から生憎の雨だったけれど、新宿に向かう頃にはその雨も上がり、大きな機材を運びながら傘をさす羽目にならずにすみ、ひと安心。いざ、機材を担いで新宿ピットインへ。
前半はデュオで。一昨日思った通り、同じ曲を演奏してもほとんど違う曲に聞こえるような展開が多々あり。ほぼ一昨日と同じ曲目ながら、すこぶる新鮮に聴くことができた。
後半はゲストの小川さんと坂本くんの２人を交えた即興セッションを。グザヴィエたちと事前に考えておいた順列組み合わせのセットリストは開演15分であえなく反故になるも、演奏内容が音楽的によかったので問題なし。今日の交歓も素晴らしかった。最後はループが止まらず演奏が終わらなくなり、一時はどうなることかと思ったけれど、グザヴィエの機転で無事に終了。ほっ。
客席は、久しぶりに会う人、意外な友人・知人が多く、うれしい限りでした。ご来場いただいたみなさん、新宿ピットインのスタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
2nd setの共演風景。
終演直後、楽屋にて。なんだかみんな、顔が怖くないか？
明日は名古屋に赴き、鶴舞のK.D Japônでライヴします。名古屋方面のみなさん、ご来場をお待ちしています。
C’est intéressant!
昨夜は横浜エアジンにて、Duo Recio-Garciaの日本ツアー初日。開演時刻にはまだ客席が淋しくて心配しましたが、最初のセットが終わるまでにはまずまずの集客になり、CDの売れ行きも好調でした。ご来場いただいたみなさま、そしてエアジンの梅本さん、どうもありがとうございました。
予想していたことだけれど、やはりこの２人の演奏はライヴで聴く方が断然面白い。視覚的要素、とはいっても特に映像を使用したり、大きなアクションがあるわけではないのだけれど、一つ一つの小さな仕草や表情の変化が音楽をよりヴィヴィッドに感じさせてくれるように思う。ある種のストラクチャード・インプロヴィゼーションになっているのだろうけれど、同じ曲でも毎日違った展開がありそうで楽しみ。
ゲストの鬼怒無月くんが入った後半のステージはスピード感も音量もグッと増して、よりアクティヴに。しかし、この３人の尋常ではない息の合い方はなんだろう。すでに十数年の共演経験があるかのような阿吽の呼吸で進む即興演奏。とても８年ぶり２回目の共演とは思えません。
明日は新宿ピットインで東京公演。ゲストにはバンドネオンの小川紀美代さんとチェロの坂本弘道くんをお招きしています。どんな展開になるか、こちらも楽しみ。未見の方は是非聴きにいらして下さい。
写真上は、なぜかコンビニの袋をかぶってご機嫌のルシア（撮影：鬼怒無月）、下は演奏風景と終演後のショットです。
今日はライヴがないのでオフ。２人は浅草に観光に、その間にオレはデスクワークを片付け中。夜は再び合流して、２人のリクエストで焼き鳥屋へ行く予定。
Bienvenue, Lucia et Xavier!
今日フランスから来日する２人組とのツアーに備え、少しはフランス語の再勉強をしておくかと思うも、ほんの数日前まで仕事に忙殺され気味で、リュック・フェラーリとのツアーの際に携行していた頼みの綱のフランス語会話の本もどこにしまったか行方不明。一昨日の晩にやっと書店で初歩のフランス語会話の本と辞書を買い、それを広げたのがやっと昨日という泥縄＆付け焼き刃ぶり。おまけに５年前に覚えたボキャブラリーは随分と忘れているし、そんな急にはたくさんの語彙は覚えられないし。リエゾンとかアンシェヌマンとか、男性名詞／女性名詞とか、定冠詞とか不定冠詞とか、前置詞と定冠詞の縮約とか、面倒なルールが多くて頭が飽和しそうだけれど、でも、なんか楽しいぞ、フランス語。
で、ルシア・レシオとグザヴィエ・ガルシアの２人は予定通りに無事到着。滞在費節減のため、東京滞在中は"オテル・ド・キャロサンプ"こと我が家の２階、素敵なグレイブヤード・ヴューの部屋にお泊まりとなってます。フランスから持ってきた携帯電話がなぜか使えないと、FOMAカードを入れ替えたり、ネットで原因を検索したりと、ひと通り大騒ぎするも結局使えるようにはならず、「ちょっと疲れたので、30分ほど寝かせてもらうよ」と部屋に行ったきり、そのまま３時間以上爆睡してました（笑）。こちらはその隙にしこしこと事務仕事など。
夜は、刺身の盛り合わせと寄せ鍋と賀茂鶴の純米酒で簡単な２人のウェルカム・パーティー。体調不良もだいぶ回復してきたので、オレも少しだけ日本酒をご相伴。フランス語の発音のアクセントがいいとかなんとかおだてられて、ちょっと上機嫌に。鍋の材料に椎茸、しめじ、舞茸、エリンギときのこをいろいろ盛り合わせておいたら、「Oh, champignon, champignon!」とやけに好評。安上がりで助かるなぁ。
さて、いよいよ明日からツアー開始です！ 初日は横浜エアジンにて（エアジンのマスター、梅本さんがお店のHPに素晴らしく力の入った推薦文を書いてくださいました。ココ→http://www.airegin.jp/ 感謝！）、ゲストに鬼怒無月くんを迎えてお届けします。詳細はこちらに→http://www.callithump.info/ みなさんのご来場をお待ちしていまーす。
自由な時間
今日も仕事キャンセルで特に予定なし。メールの返信などの事務仕事をとろとろとこなしつつ、その合間に、昨日とは裏腹のうららかな陽気に誘われて近所を散歩。天気がよくて気持ちがいい。道すがら、特に火急に必要でない物を買ったりしてみて小金を散財。
思えば去年は仕事ずくめでほとんど休みがなかった（その前の年も、さらにその前の年もそうだったが...）。忙しい最中は、暇になったらアレをやろう、コレをやらねばと、やりたいことをいろいろと考えるのだが、いざ時間ができてみるとその考えは雲散霧消していて、何をしたらいいのか皆目わからない。ワーカホリックというのか、自由な時間がいちばん不自由なんて我ながら情けないゾ。
At last I am free. I can hardly see in front of me. I can hardly see in front of me.....ってか？
去年は日記に書きたいことがあっても書く時間がなかった。今は大したネタはないけれど、毎日書くヨユウがある。
とはいえ、この「自由な時間」も明日で終わり。明後日からはまた連日仕事の予定が詰まっている。この所在のなさ加減を今のうちにしっかり味わっておこうかな。なんにせよ、まだ不調の残る体を整えるにはもってこいの時間だろうし。
マッサージ vs オサンドン１号
今日と明日の仕事がキャンセルになったのをいいことに、またしても昼まで寝る。ここのところ、自分にしてはのんびりやってるつもりだけれど、まだまだ疲れが残っているなぁ。
午後からのろのろと事務仕事。請求書を発送したり、英語のメールの返信を何通か書いたり。ほとんど休日のようなまったりさ加減で。
本日も若人の来宅あり。数年前に小樽で知り合って、今は同じ杉並区在住のU子ちゃんが遊びに来る。得意のタイ古式マッサージでぐきぐきと揉んでもらう。まったく自覚がなかったのに、あっちもこっちも痛気持ちいい。あ〜、ほぐれた。ありがとう、U子ちゃん。
お礼に夕餉をご馳走すべく、本日もオサンドン１号始動！ 今宵の献立は、秋刀魚の開き、壬生菜の古漬けと干し海老入り卵焼きのグリーンサラダ添え、しらす干し入り納豆、葉大根の塩もみ、椎茸と油揚げと若布の味噌汁に雑穀ごはん（写真）。
マッサージと食事の間、自宅にあったCDをU子ちゃんのチョイスでいろいろと聴く。人のチョイスで聴くとなんか新鮮だな。あ、そうそう、なんでかphonoliteの『Still Crazy』がマッサージのBGMにもってこいな感じでしたよ、水谷バンマス（笑）。
休日労働 vs オサンドン１号
今日は朝からマッキー＆ひらちんペアが来宅して、Disc CallithumpのCDの残っていた袋詰め作業を手伝ってくれる。
♪た〜まの日曜、サンデーというのに、こんなところで袋詰め。わしゃホンマによう言わんわ（←笠置シヅ子風に）。
休日労働に勤しんでくれる奇特な若者たちのために、久しぶりにオサンドン１号始動！ 昼食に、マッシュルーム・ソースのスパゲッティ、ポーチドエッグのせと、クレソンと水菜とヒヨコ豆とトマトとスモークサーモンのサラダ、アンチョビ・ドレッシング添えを作りました（写真）。
２人の素晴らしい働きぶりのおかげで、まだ日の高いうちに作業終了（マッキー＆ひらちん、ありがとう！）。その後、近所の中華料理屋で、餃子やレバニラ炒めをつまみに昼ビーでおつかれさんの乾杯。あ、禁酒15日目のオレはひとりじっと静観。吞んでませんよ。
夜は、自宅から徒歩約10分の高円寺Show Boatにナスノミツル企画のライヴを聴きに。出演はナッスン、灰野敬二、今堀恒雄、大友良英、石橋英子という濃いメンツ。当然、演奏内容も濃かったです。ナッスン、おつかれさま。
おぉ、これが休日というものか！
今日で禁酒２週間目。大人しくしていたせいか、体調不良もここのところ小康状態を保っている。検査の結果も今のところ、特別悪い所見も出ていないし、このままの調子で今月末のツアーに出るまでにしっかり復調してくれますように。
昨日までしばらく校正の仕事が連続で入っていたし、昨日は現場に12時間以上詰めていたせいでさすがに疲れたか、今日は昼過ぎまで寝る。宅急便の配達に起こされても、向かいの家の立て替え工事の音がうるさくても、めげずにガシガシと睡眠を貪って、ちったぁ疲れが取れたかな。しかし、まとめてこんなに寝たのは久しぶり。
起きてから部屋の掃除。ひょっとして今年になって初めてか？ ちょっくら布団も干して、鉢植えの植物に水をやって太陽に当て、なんかこざっぱりしていい感じ。
で、その後、チャリンコを駆って阿佐ヶ谷に繰り出し、これもまた久しぶりに食材の買い出し。明日は来客があるので、簡単な食事の用意をば。道すがら、寒桜の花がほころんでいるのに遭遇。春遠からじ？
夜は新宿ピットインに行き、鬼怒無月３daysの中日、Salle Gaveauのライヴを観る。相変わらずの気合いの入った凄まじい演奏だけれど、なんだか以前とは趣きが変わった感じ。どこがどうとはうまく言えないけれど。フラグメント化→リコンストラクションを経て完膚なきまでに換骨奪胎された佐藤芳明氏編曲の「ラ・クンパルシータ」の演奏が、なんだか現代音楽を聴いているみたいでおかしかった。
